土曜授業の取り組み H24.1.14  校 長

1年生百人一首大会
1年生は、百人一首大会をランチルームで行いました。グループに分かれて学級対抗の形で行いました。先生が読み上げると、子どもたちは懸命に札を探していました。先生が上の句を読んだときに、下の句を知っている子どもは、先生が下の句を読む前にサッと取ってしまう光景もありました。「なかなかやるな」と感じました。優勝は4組でした。日本伝統の百人一首を体験することはとてもよいことと思います。有意義な一時でした。

2年生防災学校
2年生は「防災教室」というプログラムを朝の1・2・3校時を使い行いました。地震による災害時に地域の中学生が防災の担い手になるということを想定して訓練を行いました。子どもたちも真剣に取り組んでいました。北区の防災課の職員の方々や消防署の方々においでいただき指導を受けました。けがをした人にどのように包帯を巻いたらよいのか、人工蘇生の方法、D1ポンプの放水による消火活動、煙体験、起震車による地震体験などのプログラムを体験しました。D1ポンプの放水訓練には消防署の方から指導を受けました。「はい!」という大きな声で返事をすること。気をつけをして敬礼して迅速に作業を進めることなど、日常では経験できないことを体験しました。ポンプのエンジンの始動からホースを持って放水することまで子どもたちの手で行いました。阪神淡路大震災、東日本大震災の教訓を生かして、今後私たちの町でも起こりうる大地震に備えて少しでも中学生が活躍して地域に貢献できるとよいと思っています。同時にこうした活動を通して「自分は役に立つ存在なんだ」という自己肯定感、自己有用感を育てるよい機会となります。中学生は何かと地域で疎ましく思われることが多いようです。「公園で集まっている」とか「大声で話をしていて迷惑だ」などよく話を聞きます。子どもたちは自分をもっとよくしたいという思いを誰もが持っています。そういう環境を作っていくことも私たち大人の責任でもあると感じています。桐中の子どもたちは今回の防災体験で防災意識をさらに高めて欲しいと願っています。

地域児童館主催の講演会
午後2:00より桐ケ丘中学校ランチルームにて「今どきの中学生」と題して講演会を行いました。当日は桐ケ丘中の保護者の方を始め地域の自治会長さん、保護司や主任児童委員民生委員の方々にもおいでいただきました。桐ケ丘中学校の子どもたちの日頃の様子や頑張っていること。保護者からの学校評価のこと。学校で取り組んでいること等についてお話ししました。
私は桐ケ丘郷小の校長を3年間勤めて感じたことは、「小学生も中学生も基本的には同じ子どもである」ということです。子どもは基本的にみんな純粋です。小学生低学年の子どもは何でも吸収していきます。でも、自分が気に入らないことに対しては泣きながら抵抗します。それこそ教室の床に転がって自分の不快感をあらわに表現することさえあります。中学生ではこのような行動はまずないでしょう。それぞれ年齢に応じて自分の思いを表現する方法は異なるものです。中学生なら「むかつく!」というような粗暴な言葉を発する子どももいるかもしれません。いずれにしても将来社会人として人とコミュニケーションがとれる大人にならなくてはなりません。そのためには自分の気持ちを相手に分かるように伝えることが必要です。また相手の立場に立った話し方ができることも大切なことです。参加された桐中の保護者の方から次のような発言がされました。「私が中学校時代を過ごした中学校では校内暴力で荒れていました。トイレやドアは壊され壁もなくなりました。暴走族も校庭をバイクで走り回っていました。でもそのときの校長先生の言葉が印象的に心に今でも残っています。それは、”環境が人をつくる。人が環境をつくる”という言葉でした」と。私はこのお話をお聞きしてハッとしました。まさにその通りだと思いました。人は環境によって良くも悪くも変わります。ここでいう環境というのは、教室をきれいに使うとか掲示物をきれいに掲示するなど、物とか場所などの環境だけでなく、学習環境や心の環境も含まれると感じています。子どもたちの心を豊に育てるためには、子どもたちをよくしたいという私たちの情熱と愛情という環境が必要です。そのために意図的に様々な活動を体験させ、「やってよかった」と子どもたちが思えるものでなければならないと思います。
桐ケ丘中学校では、平成24・25年度の2年間、北区研究協力校を受けることになりました。テーマは「ICTを活用した学力向上」です。そのために私たち教職員は一丸となって取り組みます。ICTによる教育は日本は先進諸国の中でも遅れを取っている現状があります。ICTを有効に使い、子どもたちに意欲的に自ら考え発信できる資質を高めたいと思っています。また交流活動では山形県酒田市との交流やアメリカセブンヒルズスクールとの交流も検討しています。私はセブンヒルズスクールに個人的に昨年の夏休みに訪問してきました。北区の事業であるホームステイプログラムの中でテレビ会議などの交流を10年間にわたり担当してきました。「ぜひ来い!」というメールをセブンヒルズのミラー理事長からいただき、思い切って訪問してきました。大歓迎され生涯忘れ得ない体験をさせていただきました。こうした自分自身の体験を通して感じたことは、人は他者との関わりの中で自分の存在を認識するものであるということです。今後とも子どもたちにとってよりよい学習環境づくりを進めて参ります。